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    甘美で濃密な時間
    2007-01-11 Thu 11:41

    私は、心臓が飛び出すのじゃないかと
    心配になるくらい、ドキドキしながら、
    新幹線を降り、改札口向かっていた。

    夫を会社に送り出し、
    可能な限り早く乗れる下りの新幹線に
    飛び乗ってきたのだ。
    いつもより、丁寧にシャワーを浴びて
    ちょっと過激すぎるかもしれない下着を付け
    仕上げにやや甘い香りの香水をまとってきた。

    今日は、初めて彼に逢う日だから・・・。
    いや、抱かれるために、彼に逢いに来たのだ。

    これまでは、夫以外の男性とは、
    親しく話すこともないような、
    貞淑な人妻だった私。
    彼と知り合ってから、少しずつ私は変化していた。
    変化したというより、
    本当の私が、彼によって現れてきたのだと思う。

    もう、彼とは3年の付き合いになる。
    ネットと電話だけで、繋がってきた二人・・・。
    でも、その繋がりの中で、
    私達には、絶対の信頼関係が出来上がっていた。
    だから、少しでも彼のそばに・・・と
    彼に逢いに来たのだ。

    彼も同じ様に新幹線に乗って、私に逢うために
    この駅に来ているはずだ。
    あの改札口を抜ければ・・・・。


    改札口を抜けると
    少し離れたところから、私に向かって
    笑顔で歩いてくる彼を見つけた。
    実際に見た彼は、男っぽく見えた。
    会社に居る男達とは、雰囲気が違う。

    そんなことを思っているうちに、
    彼は私の目の前に立っていた。
    “沙奈、逢いたかったよ。
     すぐにでも抱きしめたいけど、ここじゃ・・・ね。
     行こうか。”
    彼は、そういうと、軽く私の背中に手を回し、
    エスコートするように、タクシー乗り場へと歩きだした。

    タクシーに乗ると、
    “ここまで、お願いします。”
    といって
    小さなメモを、運転手に渡した。
    メモをみながら、
    “中まで入りますか?”
    とたずねる運転手に
    彼は
    “お願いします。”
    と、短く答えた。

    “沙奈・・・。
     やっと逢えたね。
     どんなにこの日が待ち遠しかったか。
     夢にまでみた、沙奈の体。
     触れたかったよ・・・。”

    彼は、私の耳元でささやくと
    パンツスーツの私の太ももに、そっと手を置いた。
    ゆっくりと味わうかのように、太ももをなでる彼の手。
    段々と内腿に移動してくると
    私は、きがきではなかった。
    ミラー越しに、運転手に見られてしまうのではないかと。

    体を硬くしている私を
    まるで楽しんでいるかのように
    彼の手は動く。
    “こんなところで、困る・・”
    私は、小さな声で、彼にそう告げるが
    体の奥で、深紅の炎が萌え始めたのを感じ取っていた。

    タクシーは、駅前のにぎやかな通りを過ぎ
    少し静かなやや細い路地を、走っていた。
    カーブを曲がると、シックなつくりだが
    シティホテルとは違う、独特な雰囲気のホテルへと
    滑り込んでいった。

    運転手の慣れているようで、
    特別に興味がある素振りも見せず
    ホテルの入り口にタクシーをとめ
    淡々と料金を受け取り、走り去っていった。

    “さぁ、沙奈・・・。”
    再び彼の手は、私の背中に回された。
    さっきとは違って、親密な手の回し方だ。
    彼は、ホテルの入り口を通り、
    フロントで、部屋を選びエレベーターへ向かった。

    彼は流れるような自然な仕草で、ここまで来たけれど
    私の心臓は、ずっとフル回転だ。
    彼の手が触れるたび、回転が速くなる。
    もう、ドキドキの心臓音に自分が飲み込まれそうだ・・・。

    このエレベーターに乗ったら、
    二人の甘味な世界の幕開けだ・・・。
    深紅の炎がチロチロと燃え続けている。

    開かれたエレベーターのドアに
    吸い込まれるように二人は足を踏み出す。
    ドアが閉まるか閉まらないかの刹那
    彼は私を抱きしめ、キスをした。
    熱いため息が混ざった声で
    “沙奈・・・。
     僕のものだよ。”
    とささやきながら、苦しいほど私を抱きしめた。
    私は、それだけで体の自由が利かなくなるような気分になる。ドアが開き、彼に背中を押されながら
    エレベーターを降りた。

    彼がドアを開け、
    私を部屋の中に入れる。
    そこは“そのため”の場所。
    彼に抱かれる為の場所・・・・。

    結婚前に、夫と何度か経験はあるけれど、
    今日はシチュエーションが違う。
    3年もの時間、心で求め合った居た彼と
    初めての時を過ごすのだ。

    ドギマギと、どうして良いのか分からずに
    部屋の入り口で立ち止まった私を、彼は抱きしめた。
    エレベーターのそれとは、全く違い
    荒々しく、動物的に激しい・・・。

    “あん・・・、だめ・・・。”

    彼は、言葉を発するのももどかしいといったように
    私の唇にキスをした。
    私も彼の唇の柔らかさに、心地よさを感じ
    自然に唇を開き、彼の舌を受け入れていた。
    彼の舌は、生き物のように
    私の舌を捜し求め、絡めあう。

    上あごを刺激する彼の舌先に
    私の脳は官能の扉を開かれてしまった。

    彼の唇は、私の首筋に移り耳の下に
    くすぐるように、キスをしている。
    同時に、私のパンツスーツのジャケットのボタンを外し、
    そっとジャケットを脱がせる。
    シルクのシャツの滑らかな感触を楽しみながら
    確実に彼の手は、私の胸を包み込んでいた。
    ブラとシルクのシャツを間にしながらも、
    彼の手の熱さが、私の乳房に伝わってくる。
    彼の手は、シャツのボタンも器用に外していく。
    上から、ひとつずつ、ゆっくりと・・。

    ボタンを三つ外したところで、
    彼の唇が胸元に・・・。

    “ん・・・ふぅ・・・”

    くすぐったいような、気持ち良いような
    複雑な感覚に陥りながら、
    私は彼の頭を抱きしめるように、腕をまわした。
    彼は、両手を私のウエストにおき、
    熱い息を私の胸元に吹きかけている。
    いつの間にか、彼は私の前に跪く格好になり、
    彼の唇は、私の体の上を、少しずつ下に移動している。

    腰の張り具合を確かめるように、両手で何度も腰の辺りをなでる彼。
    その手が、お尻の丸みにを楽しみ始める。
    その時、彼の視線の目の前には、
    私の秘密の部分が・・・。

    “いや、恥かしいぃ・・・・!”
    服は着ていても、その部分を直視されてしまうと
    とても恥かしい。
    私は、両手で隠すように、彼の視線をさえぎった。

    “ダメだよ、沙奈。”
    彼は、私の両手首を掴み、
    背後の壁に押し付けた。

    私は、バランスをくずして壁にもたれかかり
    かろうじて倒れずに済んだ。
    “あぁ、沙奈・・・、沙奈・・・!”
    私の名前をつぶやきながら、
    彼は私の秘部に、鼻を押し付けて匂いを嗅ぐ。

    身動きの取れない私は
    “いやぁ、恥かしいよ・・・。
     シャワーも浴びてないのにぃ!”
    そう、言葉だけで抵抗する。
    “それがいいんだよ、沙奈。
     沙奈の匂い、ずっと嗅ぎたかったんだ・・・。”
    彼は、そういいながら、
    すばやく私のパンツのボタンとジッパーを外し、
    荒々しくパンツをずり下ろす。

    彼の目の前には、黒いレースのパンティが、
    私の黒い茂みを覆っているのが、あらわになった。
    “あぁ、エッチな沙奈・・・。
     こんなスケスケのパンティ穿いて・・・。”
    そういいながら、彼は再び鼻を押し付ける。
    “あん・・・・、いや・・・ん”
    まだ、恥かしい気持ちの残る私。

    “沙奈のお○んこの匂いがするよ。
     すごくエッチな匂いだ。”
    彼は、匂いを嗅ぎ、パンティのラインにそって、
    舌を這わしている。
    太ももを撫で回し、唇でパンティごと茂みをかんでいる。

    恥かしい気持ちから、私の口は抵抗する言葉をならべている。
    でも、心が何を感じているのかは、
    私が良く分かっていた。
    彼の指、彼の舌、彼の唇・・・、
    どれひとつとして、私の感覚を刺激しないものはない。
    だからこそ、彼に秘部の匂いを嗅がれるのは恥かしい。
    私の蜜の匂いを嗅がれてしまうから・・・。

    “沙奈、エッチな匂いが、濃くなってきてるよ。
     沙奈のかわいいお○んこは、どんな風になってるのかな。”
    彼は、パンティの横から舌を滑り込ませ
    私の柔らかい丘を舐め始めた。

    “あ・・・ん・・・・・!”

    私も、もう抵抗できなかった。
    彼の舌は、もどかしい刺激で、私をじらしている。
    脚の力が抜け、膝が開いてしまう。

    “沙奈、こうしてもらいたかったの?
     もう、ビショビショなんでしょ。
     確かめちゃうよ、いい・・・?”
    彼は、私がダメと言わないことを知っていながら
    わざと聞いているのだ。
    彼の指が、パンティを脱がすことなく、
    私の秘裂に侵入してきた。

    “やん・・・んぅ・・・。”
    思わず声を漏らしてしまう私。
    “可愛いよ、沙奈・・・、
     やっぱりこんなになっちゃってたんだね。
     あぁ、我慢できないよ、沙奈・・・”
    彼は、そういって、私のパンティを下ろしてしまう。

    “ひゃんっ・・・・”
    彼の指が、私の蜜で湿りきった秘部をまさぐる。
    “ほら、ここ・・・、
     気持ちいいでしょ?”
    私の蜜を絡めた彼の中指は、
    触れて欲しくてウズウズしていたクリを
    円を描くように、そっと刺激している。
    “あ・・ふんぅ・・・”
    もう、私の口から言葉は出てこない。
    勝手にあふれてしまう、吐息だけ・・・。

    “脚、もう少し開いてごらん。”
    彼は、立たせたままの私の秘裂を
    下から覗き込むようにして、舌を近づける。
    “はぅ・・・ん・・・・”
    彼の湿った舌と柔らかな唇が、
    私の秘裂を温かく包み込みながら、刺激を与えてきた。
    その刺激で、私の感覚は完全に開放されてしまった。

    “やぁ・・ん・・・。あん・・・”
    全身から力が抜けてしまうような感覚に襲われて
    たっていられなくなった。
    壁をずるずるとすべるように、崩れ落ち、床に座ってしまった。
    彼は、私が立っていられないのをみて、
    ベッドに移動させてくれた。

    ベッドの上で、ボタンを外しきらないシルクのシャツと
    その下のブラを身に着けただけの私が
    彼の視線の中、横たわっている。

    シャワーを浴びていないことも忘れ、
    私は再び、彼の舌が私に特別な刺激を与えてくれることを
    心待ちにしている。

    彼は、私の膝を押し開き、
    ぱっくりと開かれた私の秘裂に、視線を注いでいる。
    “沙奈・・・。
     お○んこが、とってもエッチになってるよ。
     クリも顔だして、エッチな蜜が
     エッチの口からあふれ出してる・・・。
     いっぱい、舐めちゃうからね。”
    彼の言葉に、更に刺激されてしまう私。
    “お願い、もっと舐めてぇ・・”
    私のおねだりに、彼は喜んでこたえてくれた。

    溢れ出す蜜を舌で舐め、
    秘裂を縁取るように、つつっと
    先を尖らせた舌を滑らせる。
    私の意識は、一点に集中してしまう。
    はやく、触れて欲しい・・・。
    “じらしちゃいや・・・・・ん・・・。”
    彼の舌は、秘裂を割るように侵入してきた。
    蜜道の入り口を、つんっと突き
    少しずつ恥丘の方に動いてくる。
    待ちに待った刺激が近づいて、私の興奮は高まり、
    思わず腰を浮かしてしまう。

    彼の舌は、ゆっくりとじらしながら
    確実にクリに近づいてきた。
    尖らせた舌の、硬い刺激を数回を感じる。
    充分に感じ始めている私は、それだけでも
    腰がガクガクと反応してしまう。

    彼は両手で秘裂を開き、
    クリの皮を完全に剥いてしまった。

     ンチュ・・・・

    彼は、柔らかな舌でクリを包む様に舐め、
    唇で覆いながら軽く吸う。

    その暖かな刺激は、私の体を支配していく。

    ベッドのシーツを掴みながら
    声が漏れてしまうのを、必死で我慢していたけれど
    彼の舌には、かなわなかった。

    “あぁん・・・・、いぃ・・・・い!”

    まだ、彼は何も脱いでいないのに。

    彼の舌で、こんなにも早く、
    一度目の昇天を私は迎えてしまった。

    腿を震えさせながら、
    余韻の波に漂う私に、
    “シャワー、浴びに行こう。
     今度は、お風呂の中で、いっぱいいじめちゃうよ。”
    彼は、そういいながら、私のシルクのシャツを脱がせ、
    ブラを外した。
    その時、硬く起った乳首を彼に見られた私は
    再び、恥かしい気持ちに視線を逸らしてしまう。
    その乳首を指でつまみながら、
    “本当に沙奈は、いい女だね。
     どこもかしこも、そそる体だ・・・。”

    裸になって、ジュニアを大きくした彼は、
    そっと乳首にキスをして、
    “おいで・・・・”
    と、私をシャワールームに促した。

    再び、私を包むであろう甘美な時を
    期待しながら、私は彼の後についていった。
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