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2010-07-22 Thu 11:59
『ふぅ…。
やっとクーラー入ったぁ…。』 今朝も決まった仕事をするために、 朝からコピールームに篭りきり。 OLとはいえ、私の仕事は雑用ばかり。 残業もなし、無理な仕事もなし。 それに見合ったお給料で、毎日時間が過ぎるのを待っている。 毎朝出勤すると、私の机の上には、社内に配る文書が山積みになっている。 『今時、こんなに大量コピーするような会社ないよ…。』 と思いつつ、コピーをとる。 コピールームは小さく、コピー機が動き出すと、一気に室温が上がる。 夏はクーラーが入らないと、頭がぼぅっとしてしまう。 『よかったぁ。 今日はクーラー、割と早くはいったな。』 エコロジーと言う名の節約で、社内の温度が上がらないとクーラーが入らない。 『ここに居たら、干からびちゃうっつ~の』 胸元のボタンを一つはずし、風を吹き込み、思わず独り言を呟く。 『だよね~、お姉様は微妙なお年頃だもんね。』 と、からかい半分、本気半分な声が応える。 二つ年下の同僚、尋己だ。 『ほっとけ~っ』 私は振り向き、舌を出す。 『あれ…?ひげ、伸ばすの?』 週明け月曜の今日、尋己の顔に、うっすらひげが伸びていた。 しかも、私好みのクリス・ペプラーみたい。 ちょっとドキドキしたのを、慌てて隠す。 『何となく、週末剃らなかったからさ。似合う?惚れちゃった?』 尋己は、いつも私をからかう。 思わせぶりな事を言ったり、わざと体を近づけてきたり…。 私の反応を楽しんでいるとしか思えない。 『みんなに、同じようなこと、言ってるんだろうなぁ』と思って、今までは流してた…、けど。 このひげは反則っ! いつものやんちゃなイメージの尋己が、大人っぽくセクシーな雰囲気…。 『ほんと暑いね、この部屋…。笑子ちゃん、脱いじゃう?俺、見ててあげるよ。』 それはセクハラだろうって事を言いながら、壁際のスツールに腰かける。 止まり木に片足をかけ、片足はほうり出すように、力を抜いてスツールに腰かけてる尋己の姿が、妙になまめかしい。 いつもは気にした事もなかったけど、半袖のYシャツから伸びる腕も、程よく陽に焼けて意外に筋肉質…。 『あの腕に抱きしめられたら、蕩けちゃうかも…』 なんて思った時、ふと、いたずら心が目覚めた。 『今日は、私が尋己の事をからかってやろう♪』 私は、尋己に近づいて、そっと右手を伸ばす。 背の高い尋己も、スツールに座っているから、視線の高さが近い。 私の意外な行動に、驚いた顔の尋己。 私の右手の人差し指は、尋己の左頬にそっと触れる。 そのまま、ひげにそって指を動かす…。 『な、何、笑子ちゃん?』 尋己の開いた足に挟まれるように立つ私。 私の左手の人差し指が、すっと尋己の口元を塞ぐ。 尋己が戸惑っているのが伝わってくる。 『うふふぅ♪なんか、今日は上から目線☆』 心の中でガッツポーズ。 『尋己君、ひげ似合うね…。私、ひげの男って、好きなの…。』 わざと体を密着させて、耳元で囁く。 さっき外したボタンで、胸の谷間もしっかり見えちゃってるかな…。 両手で挟む様に、尋己の顔を私に向ける。 右手はそのまま頬をなで、親指であごのひげを撫でる。 左手は、尋己の右腿にそっと置く。 尋己の呼吸が浅く短くなってきてる…。 生意気な事、いつも言ってるのに、実は結構かわいい奴なのかな。 案外、経験も少ないのかも…。 私の右手に口を近づけ、そのまま軽くひげにキスする…。 尋己はどうしたらいいのかわからないのだろう。 人形の様に、動かない。 左手をゆっくり動かす。 尋己の腿をさするように、ゆっくり…。 膝から上に向けて、私の左手が動く。 尋己の体が、ビクンと反応した。 『どうしたの、尋己君…。もっと違う所触って欲しいの…?』 私は尋己の腿から手を離し、今度は線を書くように人差し指を動かした。 尋己の様子が変わってきてるのが、はっきり感じる。 『くふふ。案外かわいいじゃない、尋己君。』 そう思った瞬間、強い力でギュッと抱きしめられた。 『なんだよ、これ。笑子ちゃん、我慢出来ないよ、俺…。』 尋己の熱い唇が、首筋をさまよう。 『あんっ…!ダメ…!』 私は両手で尋己の胸を押して、尋己の腕から逃れようともがく。 けれど、いつもの尋己とは想像もつかない荒々しい力で抱きしめられて、全然身動きがとれない。 尋己の唇は、首筋から胸元へと動いていく。 尋己の胸に押し当てた私の左手を、尋己の大きな右手が捕まえる。 そのまま、私の左手は尋己の硬く大きく形を変えた部分に強い力で導かれる。 『ほら、こんなになっちゃったじゃん…。どうしてくれるの?』 本当にどうしよう…。 からかうつもりだったのに、このままじゃ、尋己のペースになっちゃう。 『なりきろうっ』 私は、尋己のペースにはまらないためには、成り切って自分のペースに持ってくしかないと思う。 私は左手で尋己の硬くなった部分を軽く握り 『かわいいね、尋己君。 こんなになっちゃって…』 わざと上から目線な言葉を囁く。 キスをしようとする尋己の口元を右手の指で抑え、 『ダメ。 キスさせてあげない…。』 と焦らす。 再び、ひげを指でいじりながら、ひげにキスをする。 尋己の左手は、しっかり私の腰にまわされ、私が逃げ出せないようにしている。 空いた右手で、私のブラウスのボタンを外そうとする。 『ダメ。』 その手を、私は左手でとめる。 『なんで? 俺、何もできないじゃん…!』 切ない声で尋己が訴える。 『今日はそういう日なの。尋己君はされちゃうだけ…』 そう言って、唇の端にキスをする。 私の左手は再び、尋己の硬い部分を刺激する。 『ねぇ、笑子ちゃん…。 俺、限界だよ。我慢出来ない…! マジでやりたくなっちゃう…。』 尋己が訴える。 『そっか、じゃあ…。』 私は尋己の唇に軽いキスをして、尋己から離れる。 『えっ…?』 尋己は言葉を失ったみたい。 『頬っぺたに口紅ついてるよ。 コピールーム出る前に、ちゃんと拭いてくんだよ♪』 私は出来上がったコピーの山を抱え、ウィンクして部屋を出た。 |
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