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    痴漢電車 No.2
    2007-01-11 Thu 11:46
    <Rueの告白>

    “研”っていう人、どんな人なんだろう・・・。
    カードを見て以来、例の声の主“研”の事が
    気になって仕方が無い。
    そんな私の気持とは裏腹に
    あの日以来、研の声が聞こえることが無く、
    一週間が過ぎた。

    その日は、終業時間直前に、課長から
    残業を頼まれてしまい、いつもより
    帰宅時間が、2時間ほど遅くなってしまった。
    ほとんど、残業のなかった私は、
    こんな時間帯の電車に乗るのは、珍しい。

    まだ、8時前なのに、
    軽く、飲んできたサラリーマンが何人かいる。
    「わぁ、こんな時間でも、飲んでかえってくるんだぁ。」
    などと、思っていた。
    残業して帰宅するサラリーマンや、OLで、
    朝の通勤と変わらないような混雑ぶりだ。
    「酔っ払いのそばには行きたくないなぁ・・・」
    そんなことを考えながら、窓に目をやった。
    外は暗く、窓ガラスは鏡のように車内を映していた。
    そのとき、私の背中側のドアが開いて、
    蒸し暑い空気と一緒に、サラリーマン達が
    どっと流れ込んできた。

    私は、その波の勢いで、
    開いたドアと反対側のドアまで
    押されてしまった。
    「あぁん・・・。これじゃ、身動き取れないぃ。
     どうか、酔っ払いがそばに来ませんように・・・。」
    ドアを前にして、押しつぶされる形になってしまった私。
    朝とは違う混雑に、少し不安を感じていた。
    電車が揺れ、押しつぶされそうになりながら
    両足に力を入れて、踏ん張った。
    それと同時に、私の両足の間に、
    誰かの足が置かれた。

    倒れないように、少し開いて踏ん張った脚は
    誰かの足のために、閉じられなくなってしまった。
    「やだなぁ・・・。
     混んでるから、仕方ないのかもしれないけど・・・。」
    そんなことを思っていると、間に置かれた足が
    ぐいぐいと深く、私の脚の間に割り込ませてくる。
    「え・・・?わざとしてるの・・?」
    そう思った時、腰の辺りに違和感を感じた。

    鉄のような硬質なものではなく、
    硬いような、柔らかいような・・・・・。
    それは、私の腰にぐいぐいと押し付けられてくる。
    「・・・・!
     あっ!これ、もしかして・・・。」
    私の脚の間に差し込まれた足は、
    どうやら、痴漢の物らしい。
    そして、多分、スーツのズボンのなかで、
    硬直しているであろう男根を
    私の腰に、押し付けているのだ。
    「やだ、どうしよう・・・・。
     逃げたくても、身動きが出来ない・・・。」

    私は、ドアの方を向くように、
    ドアと座席の角に、立っている。
    私の後ろは、ぴったりと痴漢がくっついている。
    どこにも逃げられない・・・。
    どうしてよいかわからずに、
    身をすくめて、じっとしている私に、
    痴漢は安心したのか、
    すこしずつ、大胆な行動をとり始めた。

    最初は、触れているのかいないのかくらいな感じで、
    太ももを、そっとさすってきた。
    それから、お尻の形を確認するかのように、
    スカートの上から、円を描くようになでてくる。
    それでも、私はうつむいて我慢していた。
    「もう少ししたら、次の駅でおりられるから・・・・。
     それまで辛抱すれば、恥かしい思いをしなくて済む・・。」
    そう思って、じっとしていた。

    痴漢は、どんどん調子に乗ってきた。
    指で、少しずつスカートをたくし上げ、
    ストッキングを履いていなかった私のお尻を、
    すっかりスカートから出してしまった。
    「いや・・・!」
    電車の揺れる音で、かき消されてしまうような小さな声で、
    私は、言った。
    その言葉の答えは、痴漢の荒くなった鼻息の音だった。
    スカートに下着の線が出てしまうのがイヤだったために、
    Tバックをはいていた私は、
    痴漢に対してほとんどといっていいくらい、
    お尻を支配されてしまった。
    痴漢の指は、執拗にお尻を撫で回し、
    もんだり、軽くつねったり・・・。

    気が付くと、もう片方の手は、
    スカートの履き口から、ブラウスを引きずり出して、
    ブラウスの中に、侵入してきている。
    ウエストの辺りを撫で回し、
    今にも胸の方にあがってきそうだ。
    「どうしよう、もうこれ以上我慢できない・・・!」
    そう思ったとき、痴漢の指が、Tバックにかけられた。
    「いやっ!脱がされる・・・・!」
    体中が硬直して、動けなくなった。
    「やめて・・・・」
    顔を真っ赤にして、涙を浮かべながら
    私はそれだけを、口にした。
    その時、車内アナウンスが次の駅の停車を告げた。

    電車のスピード落ち始め、痴漢の手の動きが止まった。
    私は、慌ててスカートを下ろし、
    出されたブラウスのすそを、スカートにいれた。
    電車のドアが開き、押し出されるような人の流れに紛れて
    半べそをかきながら、私は家路に付いた。
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