2ntブログ
    スポンサーサイト
    -------- -- --:--
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    別窓 | スポンサー広告 | top↑
    痴漢電車 No.3
    2007-01-11 Thu 11:48
    <研の告白>

    いつも通り、毎日の仕事の後、
    軽く残業をして、帰宅の途に着いた。
    相変わらず、早くも一杯引っ掛けている会社員達。
    なんとも色気の無い電車だ。

    色気といえば、メモをバッグに入れてから、
    例のあの娘のそばには、近寄れない。
    毎朝、しっかり電車は一緒になるが、
    (俺があわせているからだが。)
    タイミングが悪いのか、近寄れても
    2メートル位の距離がある。
    満員電車での2メートルとは、
    果てしなく遠い・・・・!

    「あぁ、明日もオヤジ達の頭越しに
     チラッと見えるあの娘で我慢かなぁ・・・」
    そんなことを思っていると
    あの娘が降りる駅に着いた。
    「今朝も、可愛かったよなあ・・・。
     駅を降りた後、ホームを歩く時の、
     タイトスカートに興奮しそうになったよ。」
    と、一人で、朝のあの娘の様子を思い出していた。
    その時、止まった電車のドアの向こうに
    あの娘が立っているのが見えた。
    「あの娘だっ!
     帰りに一緒になるなんて、
     初めてだぞ・・・・!
     今日は、なんてラッキーなんだぁ!」
    俺は、急いでドアの方に移動しようとした。
    しかし、酔った会社員たちに阻まれて、
    思うように動けない。
    開かれたドアからは、あの娘や他の乗客が
    一かたまりになって、流れ込んできた。

    俺は、少し移動はしたものの、
    結局ドアとドアの真ん中くらいの場所に、
    しかも、あの娘が乗ってきたドアと
    反対側のつり革を掴んで立っていた。
    「ちくしょ~!
     せっかくあの娘が居るのに。
     あの娘はどこに居るんだろう・・。」
    身動きも出来ず、イライラしながら
    一駅が過ぎた。
    再び、俺の背中側のドアが開き、
    人の波が、流れ込んできた。
    つり革を掴む手に、力を入れて踏ん張りながら、
    何気なく、視線を上げた。

    すると、俺の右斜め横のドア横に
    あの娘がいるじゃないか!
    今の駅で乗車してきた人々に押されて、
    移動してきたようだ。
    前に並ぶ座席に座っている 会社員達の向こう側に
    あの娘の姿がよく見える。
    「そっかぁ。
     離れていても、こうやって鑑賞できるっていう
     いいこともあるな・・・」

    いい具合に、斜め横くらいから
    あの娘の顔が、しっかり見える。
    「朝見るのとは違って、
     なんとなく艶っぽく見えるなぁ・・・。」
    そんなことを思いながら観ているからか、
    あの娘の顔が、少し紅潮しているように見える。
    「顔を赤くして、うつむいたりして、
     ますます、そそるなぁ。」
    俺は、勝手なことを想像して、
    一人で喜んでいた。

    でも、あの娘の様子が、なんとなくおかしい。
    後ろを気にしているみたいだ。
    体を動かそうとしているように見える。
    顔もますます、赤みが増している。
    気のせいか、泣きそうになってるように見える。
    「どうしたんだろう、あの娘・・・。
     あんなの、見たことないなぁ。」
    気になって、あの娘から視線が逸らせなくなった。

    「あっ・・・・!」
    様子がおかしいはずだ!
    あの娘の後ろに 立っている男の動きがおかしい。
    サカリのついた犬のように、あの娘に腰を押し付けて
    こすり付けているのが
    手すりのすきまから見える。
    「あの野郎・・・!」
    か~っと頭に血が上ったが、
    ここからでは、離れていて男に注意することも出来ない。
    もどかしく、苛立ちながら観ていると、
    男は、あの娘のスカートをたくし上げ始めた。
    俺の他は、そのことに誰も気付いていないようだ。
    毎朝、見るだけで我慢していた俺の目の前で、
    あの娘が、痴漢に遭っている。
    「助けてあげなくちゃ・・・!」
    そう思うのと同時に
    痴漢に遭っている、あの娘を見てみたい」
    そんな感情が湧き上がった。

    そう思った瞬間、俺のジュニアが反応した。
    もう、俺の意識から、彼女を助けるという選択は、
    消えていた。
    俺の頭の中は、妄想で膨らんでいった。

    あの痴漢が触っているであろう、あの娘の肌の感覚。
    柔らかくて、吸い付くような肌・・・。
    痴漢に尻を触られて、顔を赤くしてうつむくあの娘。
    頭の中の妄想と、現実のあの娘の表情。
    今までに、感じたことの無い興奮を覚えた。
    あの娘が、何か言ったようだ。
    身じろぎして、今にも泣き出しそうな顔をしている。
    視線を移すと、痴漢は、あの娘のブラウスの中に、
    手を入れているようだ。
    嫌がるあの娘の後ろから、スカートをまくって尻をさわり、
    ブラウスを引き出し、その中に手を忍び込ませる。
    痴漢の手は、あの娘の胸の柔らかさを楽しんでいるのだろうか。
    俺は妄想の中で、
    痴漢されることで震えているあの娘のブラを、
    無理にずらして、手のひらいっぱいに
    胸のふくらみを鷲掴みにした。
    「うぉぉ・・。
     この弾力!手に収まりきらないよ。
     手のひらにあたる、硬くなった乳首が
     たまんない・・・!」
    さらに、ジュニアが立ち上がる。

    その時、車内アナウンスが、次の駅の停車を告げる。
    痴漢が手を緩めたのか、
    あの娘は、窮屈な状態で、乱された洋服を直しているのがわかる。
    そして、ドアが開かれるのと同時に
    押し出されるようにして、あの娘は電車をおり、
    ホームの人ごみに消えていった。
    別窓 | 痴漢電車 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
    BACK | Rue’s Pinksh Talk | NEXT